FXでは、チャートを利用して今後の値動きを予想する「テクニカル分析」が使われます。その際に活躍するのが、「インジケーター」と呼ばれる分析ツールです。
インジケーターは、相場が買われすぎているか・売られすぎているかなどを視覚的に分かりやすく表示してくれます。しかし、種類が多いため「どれを使えば良いか迷う」という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、FX初心者から中上級者まで使える最強のインジケーターや、インジケーター使用時の注意点をまとめて解説していきます。初めてインジケーターを使う方は、是非参考にしてみてくださいね!

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FXのインジケーターとは?
インジケーターとは、FXで「いつ買うか・いつ売るか」といった判断を助けてくれる分析ツールのことです。多くのトレーダーが使っており、FX初心者にとっても頼れる存在となります。
ここからは、なぜインジケーターがFXで重要視されているのか、その理由を3つ解説します。
- FXでインジケーターが必要な理由
- インジケーターはテクニカル分析に必須
- インジケーターがあれば自動売買を導入できる
順番に確認していきましょう!
FXでインジケーターが必要な理由
FXでは、チャートの形や動きから「買うべきか」「売るべきか」を判断する必要があります。しかし、チャートを見ただけで瞬時に相場の流れを読み取ることは簡単ではありません。
そんな時に役立つのが「インジケーター」と呼ばれる分析ツールです。インジケーターは相場の傾向や、値動きの転換点を視覚的に分かりやすく示してくれるため、売買の判断をしやすくしてくれます。
例えば、値動きに方向性がある「トレンド相場」では、インジケーターはその勢いの強さを確認するために使われます。一方、値動きが一定の範囲に収まる「レンジ相場」では、買われすぎ・売られすぎを判断する材料として利用できるのです。
また、インジケーターは過去の値動きをもとに数式で計算されるため、感情に左右されにくく、誰でも同じ基準で相場を判断できるという特徴があります。
特にFX初心者の方にとっては、相場の動きを整理して理解する上で、非常に頼れるツールと言えますよ!
インジケーターはテクニカル分析に必須
インジケーターは、テクニカル分析と呼ばれる相場分析で使われるツールです。
テクニカル分析とは、過去のチャートを参考にして、これからの値動きを予想する方法を指します。
例えば、チャート上に「このあたりで価格が反発しやすい」というラインを引いて、売買のタイミングを判断するのもテクニカル分析の1つと言えます。
こうしたラインは自分で引けますが、相場の動きが複雑な時にはインジケーターを使うことで、より売買の判断がしやすくなるのです。
インジケーターをうまく活用すれば、感情に流されず、相場をより客観的に捉えられるようになります。その結果、無駄なエントリーを減らし、勝率アップにも繋げられるようになりますよ!
インジケーターがあれば自動売買を導入できる
MT4やMT5と呼ばれるFXの取引ツールでは、あらかじめ条件を設定することでシステムが24時間自動で取引してくれる「自動売買」という機能を利用できます。
この自動売買の条件を設定する上で欠かせないのが、インジケーターです。
インジケーターを活用すれば相場の動きを理解し、それに則って売買ルールを設定できます。その結果、自動売買で効率良く利益を積み重ねられるようになるのです。
最近では、日本国内でもMT4やMT5に対応したFX会社が増えてきています。将来的にMT4・MT5を活用した自動売買にチャレンジしたい方は、今のうちからインジケーターの使い方に慣れておくことをおすすめしますよ!
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FXのインジケーターの種類一覧
FXのインジケーターには、いくつかの種類が存在します。
ここからは、各インジケーターにどのような特徴があるのか、詳しく確認していきましょう。
- トレンド系
- オシレーター系
- 明確な分類をしにくいインジケーター
順番に解説していきます。
トレンド系
1つ目は「トレンド系」と呼ばれるインジケーターです。
トレンド系インジケーターは、相場が上昇傾向にあるのか、あるいは下落しているのかといった「値動きの方向性」を見極めるために使います。
代表的なものとしては、一定期間の価格の平均を線で表示するSMA(単純移動平均線)や、より最近の値動きを重視するEMA(指数移動平均線)などが挙げられます。
これらのインジケーターはチャート上にラインで表示されるため、相場の流れを目で見て確認しやすいのが特徴です。
特に、トレンドが発生している場面では、トレンド系インジケーターを使うことで相場の流れに沿った「順張り」と呼ばれる取引がしやすくなります。中長期のトレンドを見極めたい時の心強い味方なので、是非活用してみてくださいね!
オシレーター系
2つ目は「オシレーター系」と呼ばれるインジケーターです。
オシレーター系インジケーターは、相場が「買われすぎ」や「売られすぎ」の状態にあるかを判断するために使われます。
つまり、オシレーター系は、相場が一時的に上がりすぎている、あるいは下がりすぎているといった「相場の過熱感」を見極めるための指標とも言えるのです。
代表的なものとしては、MACD(マックディー)やRSI(相対力指数)、ストキャスティクスなどが挙げられます。いずれも相場の動きをグラフや数値で視覚的に確認でき、「今が買い時か、売り時か」を判断しやすくしてくれますよ。
そんなオシレーター系は、相場が一定の価格帯で上下を繰り返す「レンジ相場」で効果を発揮するのが特徴です。
FX相場の約7割はレンジ相場と言われているので、オシレーター系をうまく使いこなせれば、取引の精度や勝率を大きく高められますよ。
明確な分類をしにくいインジケーター
多くのインジケーターは「トレンド系」または「オシレーター系」に分類されますが、中にはどちらにも分類しにくいものも存在します。
そういったインジケーターに該当するものとしては、他の通貨ペアと値動きが似ているかを示す「相関係数」や、市場の取引量を表す「出来高」などが挙げられます。
また、MACDは一般的にオシレーター系に分類されますが、トレンドの方向も示せるので、トレンド系インジケーターの性質も併せ持っています。このように、インジケーターによっては複数の視点から相場を分析できるのです。
分類が難しいインジケーターは、どんな相場でも活用できる汎用性の高さが魅力です。判断材料を増やし、取引の精度を高めるためにも、こういったインジケーターも積極的に利用してみてくださいね。
FXのインジケーター最強は?おすすめトレンド系インジケーター
トレンド系インジケーターは、今後のトレンドの方向性を予測するために使われます。
ここからは、多くのトレンド系インジケーターの中から、最強とも言えるおすすめのインジケーターを5つ紹介します。
- 単純移動平均線
- 指数平滑移動平均線
- 加重移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
順番に確認していきましょう。
単純移動平均線:SMA
1つ目は「単純移動平均線(SMA)」です。
SMAは、一定期間の終値(その日の最後の価格)の平均を出し、それを線でつないで表示したインジケーターです。とてもシンプルな指標で、多くのトレーダーが基礎的な判断材料として活用しています。
SMAを使えば、相場の大まかな流れを読み取れるようになります。例えば、SMAが上向きなら上昇トレンド、横ばいならレンジ相場、下向きなら下降トレンドと判断できるのです。
なお、SMAを使う時に注目したいポイントとしては、次のようなものがあります。
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
- サポートライン
- レジスタンスライン
これらの見方は、今後紹介する他の移動平均線にも共通して応用できます。SMAはトレンド系インジケーターの基本とも言えるので、必ず覚えておきましょう!
指数平滑移動平均線:EMA
2つ目は「指数平滑移動平均線(EMA)」です。
SMAは相場の流れをつかむのに便利なインジケーターですが、直近の値動きへの反応がやや遅く、トレンド転換のタイミングを見極めにくいという弱点があります。
こうした弱点を補うために使われるのが、EMAです。
EMAは、最近の価格の動きをより強く反映するように計算されているので、SMAよりも価格の変化に素早く反応します。
つまり、EMAは新たなトレンドの発生や転換をいち早く察知できるトレンド系インジケーターと言えます。そのため、短期的な動きを重視するスキャルパーに広く活用されていますよ。
加重移動平均線:WMA
3つ目は「加重移動平均線(WMA)」です。
WMAは、直近の価格を重視して計算されるインジケーターです。特に、ゆるやかな上昇や下降トレンドの場面で、相場の動きを細かく捉えたい時に活用されています。
ただし、WMAは価格変動への反応が早い分、「ダマシ」と呼ばれるサインの誤作動が起きやすくなる点に注意が必要です。
WMAを使う際は、1つの指標だけに頼らず、他のインジケーターと組み合わせることが大切です。複数の視点から相場の動きをチェックして、無駄なエントリーを減らせるようにしていきましょう!
ボリンジャーバンド
4つ目は「ボリンジャーバンド」です。
ボリンジャーバンドは、相場の動きが落ち着いているのか、それとも一時的に大きく動いているのかを判断するためのインジケーターです。
5本の線で構成されており、中心には移動平均線、その上下には「±1σ」「±2σ」「±3σ」といったバンドが表示されています。これは、価格が平均からどれくらい離れて動いているかを示す「標準偏差」に基づいたものです。
統計学的には、価格の動きの約95%は±2σの範囲内に収まるとされています。つまり、±2σより外に価格が出ると、「買われすぎ」もしくは「売られすぎ」と判断できるのです。
また、バンドが広がっている時は相場の動きが活発でトレンドが発生しやすく、狭くなっている時は相場の動きが落ち着いている傾向にあります。
ボリンジャーバンドはFX初心者でも比較的使いやすく、RSIやMACDなどのオシレーター系インジケーターと組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。基本的な仕組みを理解しておけば、FX取引の心強い味方になりますよ!
一目均衡表
5つ目は「一目均衡表」です。
一目均衡表は日本で開発されたインジケーターで、相場の流れや転換点を一目で把握できるように設計されています。
基準線・転換線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパンという合計5本の線で構成されていますが、初心者のうちは先行スパン1と2の間にできる「雲」に注目するのがおすすめです。
一般的には、価格が雲の上にあれば「買いの動きが強い」、下にあれば「売りの動きが強い」、雲の中にあれば「様子見の状態」というように判断できます。
つまり、一目均衡表の雲を中心に見れば、今の相場が強いのか弱いのかを直感的に把握できます。まずは雲だけに注目して分析を行い、慣れてきたら他の線も参考に取引を進めてみましょう!
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FXのインジケーター最強は?おすすめオシレーター系インジケーター
オシレーター系インジケーターは、レンジ相場で力を発揮するものです。
ここからは、FX初心者でも簡単に使える特におすすめのオシレーター系インジケーターを5つに絞って紹介していきます。
- MACD
- RSI
- RCI
- DMI
- ストキャスティクス
順番に確認していきましょう。
MACD:マックディー
1つ目は「MACD」です。
MACDは、トレンドの強さや転換タイミングを判断するために使われます。2本の線(MACDラインとシグナルライン)と、棒グラフ状のヒストグラムで構成されており、視覚的に分かりやすいのが特徴です。
一般的には、MACDラインがシグナルラインを下から上に抜けた時は「買いサイン」、上から下に抜けた時は「売りサイン」です。
なお、MACDは2本の移動平均線の差をもとに計算されているため、移動平均線の応用版とも言えるインジケーターとして知られています。
FX初心者の方でも「クロスの位置」と「ヒストグラムの広がり方」に注目すれば、売買のタイミングを見つけやすくなります。まずはクロスの位置だけに注目し、値動きのサインを見逃さないようにしてくださいね!
RSI:相対力指数
2つ目は「RSI」です。
RSIは、相場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断するためのインジケーターです。0~100の数値で表示され、一般的に70以上なら買われすぎ、30以下なら売られすぎと判断されています。
例えば、RSIが80に近い場合は価格が一時的に上がりすぎており、下落に転じる可能性があります。逆に、20付近まで下がっている場合は売られすぎとみなされ、反発の動きが出ることもあるのです。
このように、RSIはトレンドの勢いや転換点を数値で直感的に捉えるのに便利なインジケーターです。表示がシンプルな分、FX初心者でも扱いやすいので、是非取引の際は活用してみてくださいね!
RCI:順位相関指数
3つ目は「RCI」です。
RCIは、一定期間の日付と価格の順位を決め、その比較をもとに今の相場が上がりやすいか下がりやすいかを判断するインジケーターです。
例えば、最近の価格が高値でそろっていて、それが日付の順番とも一致していればRCIは高くなります。反対に、安値が続いているとRCIは低くなる傾向にあるのです。
RCIでは-100~+100の間で数値が動き、+80以上なら「買われすぎ」、-80以下なら「売られすぎ」と見なされます。RSIと似ていますが、RCIは「時間の流れ」を加味して分析するため、より細かく相場の反転ポイントを判断できるのが特徴です。
特に、RCIはレンジ相場との相性が良いインジケーターです。「相場に方向感がなくなってきたな」と感じた時に活用すれば、売買の判断材料として非常に役立ちますよ!
DMI:方向性指数
4つ目は「DMI」です。
DMIは相場にトレンドが発生しているか、そしてそのトレンドがどれくらい強いのかを判断するためのインジケーターです。
構成は3本のラインで、上昇の勢いを示す「+DI」、下降の勢いを示す「-DI」、そしてトレンドの強さを示す「ADX」で構成されています。
一般的に、+DIが-DIを上抜けると上昇トレンド、-DIが+DIを上抜けると下降トレンドの兆しと考えられます。また、ADXの数値が高いほど強いトレンドが発生しており、低い場合は相場に方向感がないと判断されやすいです。
DMIは、トレンドに沿って取引する「順張り」にも、トレンドの反転を狙う「逆張り」にも活用できる柔軟なインジケーターです。
はじめはDIラインの交差やADXの動きに注目し、慣れてきたら移動平均線やRSIなどと組み合わせて使ってみましょう。
ストキャスティクス
5つ目は「ストキャスティクス」です。
ストキャスティクスは、相場が買われすぎや売られすぎの状態にあるかを判断するインジケーターです。「%K」「%D」「スロー%D」と呼ばれる3本のラインで構成されてい、主に価格の反発を狙う逆張り取引で活用されています。
そんなストキャスティクスは、%Kと%Dを使う「ファストストキャスティクス」と、%Dとスロー%Dを使う「スローストキャスティクス」という2つの種類があります。
一般的には「スローストキャス」の方がダマシに遭遇しにくいため、FX初心者の方にもおすすめです。
なお、ストキャスティクスは同じオシレーター系であるRSIと比較されがちですが、価格の反転ポイントを視覚的に捉えやすいのはストキャスティクスと言えますよ。
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FXのインジケーター最強は?おすすめランキング上位を紹介
インジケーターの中には、明確な分類が難しいものがいくつか存在します。
ここからは、そういった分類があいまいなインジケーターの中でも、活用できると便利な3つを紹介していきます。
- ZigZag
- Volume
- CC
順番に確認していきましょう。
ZigZag:ジグザグ
1つ目は「ZigZag」です。
ZigZagは、チャートの細かい値動きを省き、大きなトレンドの流れを視覚的に捉えやすくするインジケーターです。一定以上の価格変動があった時に、高値と安値を線で結んで、相場の波形を整理して表示してくれます。
そんなZigZagは、トレンドの方向や転換点を確認したいときに便利で、特にエリオット波動やダウ理論といった「価格の波」を分析する手法と相性が良いとされています。
ただし、ZigZagは後から線が引き直されることもあるので、リアルタイムの売買判断には向いていません。
他のインジケーターと組み合わせて、全体の相場環境を把握するための補助ツールとして活用するのがおすすめですよ!
Volume:ボリューム(出来高)
2つ目は「Volume」です。
Volumeは、一定期間にどれだけ売買が行われたかを示す「出来高」をもとに、市場の活発さを判断するためのインジケーターです。
FXでは、取引量が多いとトレンドに勢いが出やすく、反対に取引量が少ないと値動きが不安定になりやすい傾向があります。つまり、市場の活発さを把握することは、FX取引をする上で欠かせない要素と言えるのです。
ただし、FXの場合は株式市場のように正確な出来高データが存在しません。そのため、多くのチャートでは「ティック数(価格が動いた数)」をVolumeの代わりとして表示しています。
このように、FXにおけるVolumeは実際の取引量を表してはいませんが、相場の活発さや勢いを読み取る目安としては非常に役立ちます。トレンドの強弱をつかむ上で参考になるので、定期的にチェックしておくことをおすすめしますよ!
CC:相関係数
3つ目は「CC」です。
CCは、2つの通貨ペアがどれくらい同じように動くかを、-1.00~+1.00の間で数値化したインジケーターです。+1に近いほど同じ方向に動きやすく、-1に近いほど逆の動きをしやすいと判断できます。
例えば、ドル円とユーロ円の相関係数が高い(+1に近い)とします。この時、ドル円の価格が上がると、ユーロ円の価格も上がりやすい傾向があると考えられるのです。
こうした相関性の高い通貨を同時に保有すると、1つの通貨ペアで損失が出た際に、他の通貨ペアでも損失が重なるリスクがあります。
CCを活用すれば、そういったリスクを事前に察知し、取引のリスクを分散できます。エントリーの前に相関関係をチェックすることで、より安定した取引をできるようにしていきましょう!
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FXでインジケーターを使う時の注意点
FXでインジケーターを有効活用するには、以下の3点に注意しておく必要があります。
- 組み合わせで使う
- 表示させすぎない
- 信用しすぎは禁物
ここからは各注意点について、詳しく確認していきましょう!
組み合わせで使う
1つ目は「組み合わせで使う」ことです。
FXでは、1つのインジケーターだけに頼ると「ダマシ」に引っかかることがあります。
例えば、RSIだけを見て「売られすぎだからそろそろ上がるだろう」と判断しても、実は強い下落トレンドが発生していて、さらに価格が下がるケースもあるのです。
こういったリスクを回避するためには、異なるタイプのインジケーターを組み合わせて使う必要があります。特に、移動平均線とMACD、ボリンジャーバンドとRSIなど、相性が良いとされるものを活用すれば、分析精度を高められますよ。
複数の視点から相場の状況をチェックすれば、より根拠を持った取引ができるようになります。まずはインジケーターの使い方をしっかりと確認してからFX取引に臨むようにしてくださいね!
表示させすぎない
2つ目は「表示させすぎない」ことです。
インジケーターをあれもこれもと表示すると、情報が多すぎて判断に迷いが出るようになります。一方の指標は「買いサイン」、もう一方は「売りサイン」を示していると、どちらを信じて良いのか分からなくなってしまうのです。
さらに、インジケーターを表示させすぎると、チャート自体もごちゃごちゃして見づらくなり、肝心の値動きが把握しにくくなる可能性もあります。
FXでは「見やすくてシンプルなチャート」が冷静な判断の助けになります。使用するインジケーターは必要最小限に留め、同じような役割のものを重ねないように意識してみてくださいね!
信用しすぎは禁物
3つ目は「信用しすぎは禁物」ということです。
インジケーターはとても便利な道具ですが、万能ではありません。なぜなら、インジケーターは過去の値動きに基づいて作られていて、未来の動きを完璧に予測することはできないからです。
例えば、インジケーターで「買いサイン」が出ていたとしても、予想外のニュースや経済指標の発表により、相場が反対に動いてしまうケースもあります。
また、相場の状況によっては、インジケーター自体がうまく機能しないこともあるのです。
インジケーターは、あくまで売買判断の参考材料の1つです。チャート全体の流れや経済状況もチェックした上で活用するようにしましょう!
FXのインジケーター最強の選び方
FXで自分なりの最強インジケーターを見つけたいなら、下記の2点を意識して取引するのがおすすめです。
- メジャーなインジケーターを使用する
- インジケーターの数は絞る
ここからは、インジケーターを選ぶ際に重要な2つのポイントを詳しく確認していきましょう!
メジャーなインジケーターを使用する
1つ目は「メジャーなインジケーターを使用する」ことです。
移動平均線やRSI、MACDといったインジケーターは、世界中のトレーダーが売買判断の参考にしています。
そのため、「このラインで反発しやすい」「このあたりで取引が活発になりやすい」といった動きが実際に起こりやすくなるのです。
FXでは、多くの人が注目しているインジケーターほど、相場でよく機能しやすい傾向にあります。初心者のうちは移動平均線をはじめとした定番のインジケーターから使ってみて、自分に合うものを少しずつ見つけていくのが効果的ですよ。
インジケーターの数は絞る
2つ目は「インジケーターの数は絞る」ことです。
自分に合うインジケーターを見つけるためには、いろいろな種類を試してみることも大切です。
しかし、一度にたくさんのインジケーターを使用すると、どれが本当に自分に合うのか、かえって判断に迷いやすくなります。
また、先ほども述べたように、FXではメジャーなインジケーターほど機能しやすい傾向があります。そのため、マイナーなインジケーターが自分に合っていると感じても、実際の取引では通用しない可能性もあるのです。
まずは移動平均線やRSIなど、代表的なものを2〜3種類に絞って使ってみましょう。チャートが見やすくなることで相場の動きもつかみやすくなり、自分に合うインジケーターを見つけられるようになりますよ!
FXでインジケーターを使いこなす最強のコツとは?
FXでインジケーターを使いこなしたいのであれば、5つのポイントを意識して取引する必要があります。
- 複数の時間足を利用する
- トレードスタイルに合ったインジケーターを使う
- 多くのトレーダーが使う数値に設定する
- 相場ごとに数値を調整する
- ファンダメンタルズ分析をする
ここからは、インジケーターを使いこなすためのコツについて、詳しく確認していきましょう!
複数の時間足を利用する
1つ目は「複数の時間足を利用する」ことです。
インジケーターをうまく活用するには、1つの時間足だけでなく、いくつかの異なる時間足もチェックする必要があります。
なぜなら、インジケーターを利用した際、5分足では「トレンドの上昇サイン」が出ていても、1時間足で確認してみると「下降トレンドの途中」である可能性は十分あるからです。
こういった時間足による違いを確認しないままエントリーすると、思わぬ損失が発生するリスクがあります。
損失リスクを避けるためには、大きな時間足(1時間足や4時間足)で相場の流れを確認し、小さな時間足(5分足や15分足)で具体的なエントリータイミングを探す方法が効果的です。
インジケーターは時間足によって見え方が変わります。「どの時間足で何を見るか」を意識することで、取引の勝率を上げていきましょう!
トレードスタイルに合ったインジケーターを使う
2つ目は「トレードスタイルに合ったインジケーターを使う」ことです。
インジケーターを有効活用するには、自分がどんな取引スタイルなのかをはっきりさせておく必要があります。
例えば、短い時間で売買するスキャルピングであれば、値動きの変化に素早く反応できるインジケーターが向いています。一方、数日かけて取引するスイングトレードなら、長期間の流れをつかみやすいインジケーターが適しているでしょう。
どんなに評判の良いインジケーターでも、自分のやり方や性格に合っていなければ、思うような効果は出にくいものです。
まずは自分のトレードスタイルを確立し、そのスタイルに合ったインジケーターを2~3種類に絞って使ってみましょう。そうすることで売買判断のミスが減り、取引がぐっと安定しやすくなりますよ!
多くのトレーダーが使う数値に設定する
3つ目は「多くのトレーダーが使う数値に設定する」ことです。
インジケーターを使う際は、なるべく多くのトレーダーが使っている設定値に合わせましょう。
というのも、同じ数値でチャートを見ている人が多いと、そのラインやタイミングに注目が集まりやすく、実際の相場の動きにも影響しやすくなるからです。
例えば、移動平均線なら「25日線」や「75日線」、RSIなら「14」という設定が定番です。これらは世界中のトレーダーが参考にしているので、相場の動きにも影響を与えやすいポイントになっています。
そのため、最初のうちはこうした標準的な数値で取引を始めるのがおすすめです。少しずつ慣れてきたら、自分に合った数値に調整していくと、より精度の高い分析ができるようになりますよ。
相場ごとに数値を調整する
4つ目は「相場ごとに数値を調整する」ことです。
相場には動きの早い時期もあれば、ゆったりとした時期もあります。そのため、インジケーターの設定も相場の流れに合わせて調整することが大切です。
例えば、値動きが激しい相場では、設定が遅すぎるとシグナルが間に合わず、取引のチャンスを逃してしまう場合があります。反対に、落ち着いた相場で感度の高い設定にしていると、ダマシのサインが増えがちになってしまうのです。
インジケーターの数値には「絶対の正解」というものが存在しません。その時の相場のスピード感や特徴に合わせて微調整を繰り返していくことが、精度の高いシグナルを得るコツとも言えますよ!
ファンダメンタルズ分析をする
5つ目は「ファンダメンタルズ分析をする」ことです。
FXではインジケーターだけに頼らず、経済状況も併せてチェックしなければいけません。なぜなら、相場は経済指標やニュースによって、インジケーターとのシグナルとは無関係に大きく動く場合があるからです。
例えば、雇用統計や政策金利の発表があると、テクニカル分析では予測できないような動きが一気に出ることもあります。インジケーターは過去の値動きをもとにしているため、こういった突然のニュースには対応できないのです。
だからこそ、FX取引では経済情勢や金融政策など、ファンダメンタルズの情報にも目を向けておくことが求められます。
ファンダメンタルズ分析の結果とインジケーターを組み合わせて使うことで、相場の背景をより深く理解し、バランスの取れた判断をできるようにしていきましょう!
FXのインジケーター最強を使うのにおすすめのFX会社
「インジケーターを使って取引したいけれど、どのFX会社が良いか分からない」という方も多いでしょう。
ここからは、これまで紹介してきたインジケーターを使って取引できる、おすすめのFX会社を3つ紹介します!
- GMOクリック証券
- 松井証券のFX
- 外為どっとコム
各FX会社の特徴について、詳しく確認していきましょう!
GMOクリック証券

インジケーターを使って本格的にチャート分析をしたい方には、GMOクリック証券がおすすめです!
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また、ドル円のスプレッドは0.2銭と業界最狭水準(原則固定)で、取引コストを抑えながら効率良く取引できる環境が整っています。
さらに、取引ツールは直感的に使いやすく、チャート分析と注文操作をスムーズに両立しているのも嬉しいポイントです。コスト・機能・使いやすさのバランスに優れた環境で、インジケーターを活用したい方に最適なFX会社と言えますよ!
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松井証券のFX

インジケーターを使った取引に挑戦したいけれど、大きな金額を動かすのは不安なら、松井証券のFXがおすすめです!
松井証券では1通貨単位から取引が可能で、ドル円なら約6円から取引を始められます。少額から取引を始めれば、リスクを最小限に抑えつつ、リアルな相場間隔やインジケーターの使い方を実践的に学ぶことも可能です。
さらに、松井証券では初心者向けの様々なセミナー動画も配信されているため、インジケーター以外の基本知識もしっかり身に着けられます。
もちろん、主要なインジケーターも一通りそろっているので、機能面でも不足はありません。これからFXを始めたい方、低リスクでインジケーターの使い方をマスターしたい方は、是非松井証券のFXで口座開設してみてくださいね!
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FXで最強のインジケーターは?おすすめインジケーターに関する質問
FXのインジケーター最強・おすすめランキング13選【まとめ】
FXで安定した取引をするためには、インジケーターを上手に活用することが欠かせません。
ただし、インジケーターは万能ではなく、組み合わせ方・使い方によって精度が大きく変わります。自分のトレードスタイルに合った指標を選び、必要に応じて数値を調整したり、複数の時間足を使って相場を多角的に見たりする工夫が大切です。
また、経済指標やニュースといったファンダメンタルズと併せて使うことで、予期せぬ値動きへの対策にも繋がります。
最初はこの記事で紹介したインジケーターを使い、少しずつ取引に慣れていきましょう。インジケーターを正しく活用すれば、チャートの読み方がぐっと深まり、取引の勝率を一気に上げられるようになりますよ!
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