FXで利益を増やすためには、いかに損失を抑えられるかが重要です。
また、効率良く稼ぐためには、より有利な価格帯でエントリーすることが求められます。
そのため、「エントリーポイントは何を根拠に判断すれば良い？」「エントリーポイントを決める際の注意点は？」と不安になる方も多いでしょう。
今回はエントリーポイントがFXにどのように関わってくるのか、どのように適切なエントリーのタイミングを判断すれば良いのかを徹底解説していきます！
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FXにおけるエントリーポイントの重要性
FXで成功するためには、エントリーポイントをどこに設定するかがカギとなります。
そもそもエントリーポイントとは、「新しくポジションを所有するタイミング」を指し、エントリー時と決済時の価格差がFXの利益となる仕組みになっています。
エントリーした価格が有利であるほど、利益は上がっていくので、ショート(売り)の時は高い価格で、ロング(買い)であれば価格が抑えられた状態で注文できるようにしましょう。
なお、各トレーダーの取引戦略・取引スタイルによってエントリーポイントに違いが出てくるので、取引を開始する前に必ず確認してくださいね！
FXのエントリーポイントの見つけ方・見極め方
FXの取引が初めてなら、どこでエントリーすれば良いのかわからない方が多いと思います。
ですが、適当なタイミングでエントリーをしてしまっては、利益を得ることは難しいです。
効率良く稼ぐためにも、下記の6点を覚えておきましょう！
- レジスタンスやサポートでの反転を狙う
- トレンドでの押し目買いや戻り売り
- ゴールデンクロスやデッドクロスを狙う
- サポートやレジスタンスからのブレイクを狙う
- グランビルの法則
- ダイバージェンスによる反転を狙う
順番に確認していきます。
レジスタンスやサポートでの反転を狙う
決められた範囲のみでしか値動きがない相場を「レンジ相場」と言います。
レンジ相場のレジスタンス(高値同士を結んだライン)やサポート(安値同士を結んだライン)は反転しやすい傾向にあります。
そのため、高値で売って安値で買うという作業を何度もしていくうちに、利益を積み重ねられる可能性が高くなるでしょう。
FXはトレンド相場よりもレンジ相場になる時の方が多いので、利益を得られるチャンスは常にあります。
トレンドでの押し目買いや戻り売り
この方法は、初心者の方でも理解できるエントリーポイントになっています。
トレンドとは、ある方向に偏った値動きが発生している状態を言います。この場合、価格が同じ方向に動くことが多いです。
トレンドが上昇し続けている時は、どこで買っても利益となります。
まだこのトレンドが続くと予測した場合、価格が少し下がった時点で押し目買いの絶好の機会と言えるでしょう。
なぜなら、エントリー価格が下がるほど、利益が得られやすくなるからです。
また、下落が続いている時も売るときに関わらず、利益となります。
このケースでは、上がった時が戻り売りのチャンスとなるので、見逃さないようにしましょう。
エントリーするタイミングが分からない時は、高値同士または安値同士でラインを引くと分かりやすいと思います。
そうすると、どこまで価格帯が落ちた時にエントリーすれば良いかを判断できるでしょう。
デッドクロスやゴールデンクロスを狙う
エントリーポイントとして、デッドクロスやゴールデンクロス狙う方法もあります。
デッドクロスとゴールデンクロスとには短期と中長期の移動平均線を使用します。
| デッドクロスの条件 | 短期の移動平均線が中長期の移動平均線を上から下に抜けた |
|---|---|
| ゴールデンクロスの条件 | 短期の移動平均線が中長期の移動平均線を下から上に抜けた |
上記2つが発生すると、トレンドが長い時間続く可能性があるため、大きな利益を狙うことも可能です。
また、移動平均線に限らず、MACDなどのインジケーターでも使われています。
レジスタンスやサポートからのブレイクを狙う
レンジ相場のレジスタンスやサポートをブレイクするとトレンドが大きくなるかもしれません。
ですので、継続して同じ価格帯の値が動いている時は上下に大きく動く傾向があります。
また、ブレイクしてからすぐにエントリーを行えば、大規模な利益に繋がることもあるでしょう。
グランビルの法則
グランビルの法則とは、米国の株式新聞記者であるグランビルが考えた8パターンの売買サインのことです。
| 買い① | 横ばい、または上を向き始めた移動平均線をレートが上抜けた場合 |
|---|---|
| 買い② | 移動平均線が上向きかつレートが一度移動平均線を下抜けた場合 |
| 買い③ | 移動平均線が上向きかつレートが移動平均線を下抜けずに反発した場合 |
| 買い④ | 移動平均線が下向きかつレートが移動平均線より下に大きく乖離した場合 |
| 売り① | 横ばい、または下を向き始めた移動平均線をレートが下抜けた場合 |
| 売り② | 移動平均線が下向きかつレートが一度移動平均線を上抜けた場合 |
| 売り③ | 移動平均線が下向きかつレートが移動平均線を上抜けずに反落した場合 |
| 売り④ | 移動平均線が上向きかつ株価が移動平均線より上に大きく乖離した場合 |
グランビルの法則を理解すると、トレンドの状況や変わり目が分かるようになるので、成功すれば大規模な利益を得ることが可能です。
ダイバージェンスによる反転狙い
RSI・MACDなどのオシレーター系のインジケーターを利用すれば、現時点での価格が買われすぎまたは売られすぎているかを確認できます。
- RSIが70％以上の相場→買われすぎ→売る
- RSIが30％以下の相場→売られすぎ→買う
RSIが70%以上は下落、30%以下は上昇する可能性が高いです。
RSIを利用してエントリーポイントを見つけるのも良い方法だと言えるでしょう。
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エントリーポイントに関わるコツ
エントリーポイントに関わるコツは以下の通りです。
- 全エントリーポイントに従わない
- 相場が不安定な時は待機
- 長期足と同じ手法でエントリーする
- エントリーは早くしすぎない
- いくつかの根拠を持ってエントリーする
順番に確認していきましょう！
全エントリーポイントに従わない
エントリーポイントの判断方法は様々ですが、常に同じ動きをするわけではありません。
実際、エントリーポイントのみで判断しても勝つ可能性は低いです。
全ての信号に沿ってエントリーをしても損切りになることが多いので、目安として利用することをおすすめします！
相場が不安定な時は待機
FXでは、相場が不安定ではっきりしなかった場合は「エントリーしない」という方法もあります。
買いか売りかを決められない時は、価格の動きが予想できないため、効率良く利益を得ることはできません。
絶好の機会を見逃さないようにし、成功確率を上げましょう。
長期足と同じ手法でエントリーする
エントリーポイントで注文する時は、長期足と同じ方法でエントリーすることをおすすめします。
短期足は長期足に影響を受けやすいので、長期足が上がっているなら買い・下がっているなら売りに絞って取引してください！
対して、長期足と逆に張るトレードは失敗すると大きな損失に繋がる可能性が高いので、注意しましょう。
エントリーは早くしすぎない
早く利益が得たいからといって、エントリーのタイミングを早くしすぎると失敗する可能性が上がります。
値動きの予想が全くできない内にエントリーしても、無駄なコストが膨らんでしまうだけです。
大体の値動きが確認できても遅くはないので、慎重に行いましょう。
いくつかの根拠を持ってエントリーする
エントリーをする時にはいくつかの根拠を持つように心がけてください。
一定の目印や信号だけではエントリーする理由にはなりません。単体での勝率は非常に低く、最低でも2つ以上の根拠を持つことをおすすめします。
- 2つのインジケーターが両方売り
- 長期足と短期足の方向が両方買い
だからと言って根拠を増やせば勝率が上がるわけではありません。
インジケーターの数が増えてしまうと、混乱して正しい判断ができなくなってしまうので気を付けましょう！
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FXはエントリーポイントがカギ
この記事では、FXにおけるエントリーポイントの重要性・決め方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか？
エントリーポイントを決めたからと言って必ずしも取引が上手くいくとは限らないですが、安い価格帯でエントリーをすれば効率良く稼ぐことができます。
無理にポジションを持たず、自分の戦略を磨き上げていきましょう！