FXの値動きには、大衆心理が大きな影響を与えています。
つまり、大衆心理を理解し、市場心理を掴むことがFXトレードにおける成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
もちろん、経済指標やニュースに目を向けることは大切です。しかし、多くの投資家たちの動向などにも目を向けて、大衆心理を読み取って戦略を立てていくことも同じくらい重要となります。
この記事では、そんな大衆心理について詳しく解説していきます。大衆心理を掴む方法や注意点なども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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FXの大衆心理とは
まずは、FXの大衆心理について基礎知識をつけておきましょう。
大衆心理とは
大衆心理とは、自分の意見や公理的な判断を行わずに周りの意見に流されてしまう心理を指しています。
FXではプロのトレーダーやアナリストが「ドル円は今後上昇する」と発言すれば、特に明確な根拠がなくても、多くの人がドル円を購入する傾向があります。この状態こそが、「大衆心理が働いている状態」なのです。
特に、集団主義的な意識を持っている日本人は、この大衆心理の影響を受けやすくなる特徴があります。
大衆心理は為替に現れる
為替相場を決定する要因は、需要と供給のバランスにあります。
特定の通貨ペアを買いたい人が多いと価格は高騰、売りたい人が多いと価格は下落していくため、大勢の人が同じ行動を取る、大衆心理が大きく影響していくのです。
つまり、この大衆心理を理解することでFXの勝率を上げることに繋がります。
FXで大衆心理が重要な理由
FXで大衆心理が重要な理由に少し触れてきましたが、FXで大衆心理を知っておくべき理由を具体的に解説していきます。
大衆の考えから値動きを予想できる
FXで大衆心理を掴むことが重要な理由の1つは、「大衆の考えから値動きを予測していくため」です。
先ほども解説したように、FXでは特定の通貨ペアの売りたい人、買いたい人の動向によって、為替市場は動いていきます。つまり、大衆心理を把握できれば値動きを予測していくことが可能というわけです。
では、大衆は何をきっかけに動いていくのでしょうか?
それはズバリ、ニュース記事やコラム記事、SNSなどの情報です。
例えば、アメリカの景気がこの先明るいと知れば、米ドル円の通貨ペアを購入する人が多くなり、結果的にドル円の通貨ペアのチャートは上昇していきます。
このように、大衆心理を把握することで値動きを予想することができるのです。
なお、大衆が売買取引の参考にするニュースや情報には以下のようなものがあります。
- 経済指標(GDP成長率、雇用統計など)
- 政策金利の発表
- 政治的な政策発表
- 紛争や災害
- アナリストや投資家などの予測 など
機関投資家の動きを把握しやすくなる
投資をおこなっているのは個人投資家だけでなく、「機関投資家」と言われる人たちも投資市場に参加しています。具体的には以下のような関係の人々が機関投資家と言われています。
- 保険会社
- 銀行
- 政府金融機関
- ヘッジファンド など
この機関投資家は莫大な資金を保有しているため、機関投資家だけでチャートの動きを変えることができます。
個人投資家がいくら束になって買いポジションを保有しても、機関投資家が売ってしまえば、その通貨ペアは下落してしまうのです。
時に機関投資家は、個人投資家の大衆心理を利用して逆張りをすることもあります。つまり、大衆心理を把握しておけば、機関投資家の動きも把握しやすくなるのです。
損失を回避できる
大衆心理は時に、損失を回避することにも役立てることがあります。
例えば、大衆心理が市場に過度に反応してしまうこと、市場がパニックになることもあります。
また、大衆心理が楽観的、感情的に反応してしまうこともありますが、それは持続する値動きにはなりません。それをしっかり見極めて過度な反応に対応できれば、損失を防ぐことができます。
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大衆心理の中でFX相場に影響するもの
FX相場に影響を与える大衆心理には種類があります。これらの心理を理解し、掴んでおけば大衆心理を読み取りやすくなり、値動きにも対応できるようになるでしょう。
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、人は感情に流されやすく合理的な判断ができるとは限らないという行動心理学の元になる理論です。
例えば、FX取引では利確は早めに行ってしまい、損切りは遅めに行ってしまうことなどを指します。FXの基本である損失を小さくすることができず、わずかな希望などを抱き、損切りができなくなってしまう人の心理が働いてしまうのです。
プロスペクト理論のような感情に振り回されないためには、損切りや利確のルールを決めておくことです。あらかじめ、ルールを細かく決めておくことで感情に流されずに、判断していくことができます。
サンクコスト効果(コンコルド効果)
サンクコスト効果(コンコルド効果)とは、これまで費やした時間やお金、労力を無駄にしたくないという心理が働き、損失を抱える可能性があったとしても後には引けなくなってしまう状態に陥る心理を言います。
FX取引では、これまでの労力や費やした資金などを考え、損切りするのがもったいないと感じてしまい、そのまま保有し続けてしまう状態を言います。
また、このサンクコスト効果(コンコルド効果)は、経営が危ういにも関わらず、なかなか事業を畳むことができないなどFX以外でもよく説明されます。
自分が合理的な判断ができない可能性があると意識しておくことです。また、強いメンタルを持ち、冷静に状況に対応していけるようにするとサンクコスト効果に左右されにくくなります。
認知的不協和理論
認知的不協和理論とは、自分の判断が間違っていたとしても、自分を正当化したいと考え間違いが認められないという心理を指します。
自信を持ってエントリーしたものの、予想外の動きをしてしまった時に、なかなか自分の予測の間違いを認められず、適切な判断ができないことがあります。
損失を認められない、自分の間違いを認めたくないために、自分にとって都合の良い情報だけに目を向けてしまうことも、認知的不協和理論が働いている状態だといえます。
認知的不協和理論を克服するためには、前例となる条件を変えることです。例えば、「自分の予測が間違えて逆行した」という価値を削除し、ただ「逆行した」事実だけを認識していきます。そうすることで、認知的不協和理論に陥る可能性を低くできるのです。
アンカリング効果
アンカリング効果とは、最初に提示された情報が、その後の意思決定に大きな影響を及ぼしていくことを言います。
例えば、ドル円が100円から110年に上昇すると予測を立ててエントリーします。しかし、予想に反し98円になってしまった場合、初めの予測が捨てきれずになかなか損切りに踏み込むことができません。
この状態はずばりアンカリング効果に陥っているといえます。
アンカリング効果を逃れるためには、常に想定とは別のシナリオが起こることを想定して取引していくようにしてください。そうすることで、初めの予測が捨てきれないという心理を覆すことができる可能性が高まります。
ヒューリスティック
ヒューリスティック理論とは、直感的推論とも呼ばれており、自分の過去の経験などに基づき、深く考えず直感的に判断してしまう心理を言います。
通常なら、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を用いて、客観的な判断を行う場面であっても、過去の自分の経験を重要視して判断してしまいます。
一度成功した経験をひきづり、再度その経験から取引をしてしまう行動もヒューリスティック理論に陥った行動であるといえます。
ヒューリスティックに陥らないためには、情報収集に手間をかけていくことがおすすめです。自分の経験よりも情報の優位性があればヒューリスティック理論に陥りにくくなります。
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FXで大衆心理を読む注意点
FXで大衆心理を読んでいくためには、以下のような点に注意する必要があります。
それぞれ具体的に解説していきましょう。
常に機関投資家の狙いを考える
FX市場に大きな影響を与える機関投資家を意識するようにしましょう。
先ほどもご紹介しましたが、機関投資家によっては大衆心理を利用して裏を突くような取引をする場合があります。例えば、ブレイクを狙う投資家が参加してきたら、逆ポジションをあえて保有して大きな利益を生んでいくという感じで、大衆心理を利用します。
大衆心理を読んでいく時には、機関投資家がどのように動くかを意識していくようにしてください。
ローソク足のヒゲに注目する
ローソク足のヒゲにも注目してみてください。
チャートをみると何度もヒゲの長いことが続く価格帯がありますが、通常、この長いヒゲはトレードシグナルとしている人も多いです。しかし、実はこの時の長いヒゲは機関投資家が仕掛けた跡である可能性が高いのです。
もし、そのままシグナルとして受け取ってしまうと高値掴みや安値売りとなってしまうことがあるので注意するようにしてください。
ローソク足の上下についている線をヒゲと呼びます。 上に伸びているヒゲを「上ヒゲ」、下に伸びているヒゲ「下ヒゲ」といい、「上ヒゲ」は上昇したところで売りたい人が多くいたことを示し、逆に「下ヒゲ」は下落したところで売りたい人が多くいたことを示しています。
分かりやすいポイントに注意
取引の分かりやすいシグナルとなるポイントにも注意するようにしてください。
分かりやすいポイントは、個人投資家だけでなく機関投資家も注目しており、機関投資家にとっても大きなチャンスになるので、分かりやすいポイントを手始めに狙ってくる可能性が高いのです。
分かりやすいポイントほど、注意しながら取引するようにしましょう。
FX取引で分かりやすいポイントには以下のようなものがあります。
- トレンドラインのブレイク
- 移動平均線のクロスオーバー
- ボリンジャーバンド拡散 など
反対に動くことを想定する
大衆心理を読んで予想したチャートの向きも、機関投資家により逆行する可能性も十分考えられます。
そのため、いくら大衆心理を読んだ予測であっても、反対に動くことをも想定し、油断しないようにすることが大切です。
強いメンタルを身に着ける
先ほどご紹介したプロスペクト理論・サンクコスト効果・コンコルド効果の3つは大衆心理に影響されにくい強いメンタルを身につける必要があります。大衆心理に影響されないためには、自分のトレードルールを作ることが一番です。
自分の設定したトレードルールに従えば、 感情に左右されることなく判断することができます。 大衆心理を利用するためにも、自分自身は強いメンタルを持つようにしてください。
自分自身のトレードルールは、以下の項目を細かく決めておくと良いでしょう。
- 資金管理
- エントリー
- 利確
- 損切り
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FX大衆心理のパターン
FXで大衆心理が反映されるパターンをご紹介します。以下の2つのパターンでは大衆心理が意識されやすくなるので、覚えておくようにしてください。
節目となる価格帯
為替相場の節目となる価格帯、つまり100円、101円などのキリの良い価格帯やその周辺の金額は多くのトレーダーが注目しているポイントであり、大衆心理が意識されやすいです。
この節目となる価格帯では反転上昇を繰り返し、つまり、節目の価格帯まで下落したら反転を狙うトレーダーが多くいます。
この大衆心理に乗っかれば、利益を生み出しやすくなるので、大衆心理を利用できるパターンの1つといえます。
トレンド相場からの転換
トレンド相場から転換するポイントも大衆心理が意識されるポイントです。
例えば、上昇トレンドが続く局面では既に買いポジションを保有しているトレーダーは利確をしたいと考えています。ある節目などの価格で高値更新をしなくなった場合は、トレーダーのこのような心理が働いています。逆も同じく、下降トレンドで安値更新しなくなった場合もトレーダーの大衆心理が働いています。
この大衆心理を利用してトレンドとは反対の取引をするなど、戦略も立てることができます。
FXの大衆心理を読んで取引する際のポイント
FXの大衆心理を読んで取引していく際には、以下のポイントを抑えてください。
これらを心がけておくことで、大衆心理を活用した取引も成功しやすくなるでしょう。
失敗した時のシナリオも考える
大衆心理を把握して取引できたとしても、100%当たるとは限らないものです。そのため、失敗した時のシナリオも考えておくようにしてください。
思っていた方向と値動きが逆行してしまった時に、どのような対処をしていくべきか具体的な対策をとっておくことで、損失を抑えることができます。
とくに念入りに準備しておきたいのが損切りのタイミングです。損切りするタイミングなども想定しておけば、もしもの事態にも瞬時に対応できるでしょう。
大衆心理に乗るべき相場もある
大衆心理を把握して逆張りすべきと言われていますが、逆に大衆心理に乗ってしまった方が良い取引もあります。それがトレンドです。大きなトレンドが発生する場面では、大衆心理に乗ったほうが利益を出しやすいでしょう。
そもそも、FXの基本はトレンドに乗ることです。トレンドは大衆心理によって多くの人が同じ方向に取引している状態であるため、トレンドが発生した場合には、あえて大衆心理に乗る必要があります。
決済時の大衆心理も考える
FX取引は、エントリー後に決済することで利益・損失を決定していきます。大衆心理を把握することはエントリーのタイミングを想定するだけではありません。トレーダーが必ず決済も行うので、トレーダーたちの決済のタイミングなどの心理も考えるようにしてください。
これをしっかり意識することで、自分の適切な決済ポイントを見逃さずに済むでしょう。
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FXチャートで大衆心理を読むのにおすすめのFX会社
FXチャート分析などのツールが充実しているFX会社は、チャート分析に力を入れているため、大衆心理を読むのに役立てることができます。大衆心理を読むために役立つFX会社を2社ご紹介していきましょう。
GMO外貨
- スマホアプリ「外貨ex」が優秀
- チャートは最大4画面に分割可能
- 描写ツールも充実していて分析しやすい
GMO外貨は、テクニカル分析や情報収集に役立つアプリが優秀で、多くのトレーダーから高評価を得ています。
アプリでありながらテクニカル指標は15種類、さらに厳選された描画ツールも用いることができるので、高度な分析を可能にします。
GMO外貨のアプリケーションのもう1つの特徴は、スマホ画面でありながら見やすく感覚的に操作ができるという点です。見やすい画面であるため、分析もしやすく大衆心理も読みやすいです。
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FXブロードネット
- 取引分析ができる
- 通貨の強弱を比べられる
- レイヤーチャートを利用できる
- メモ機能も使える
FXブロードネットは、独自ツールを使い通貨の強弱を比べられるレイヤーチャート、メモ機能などを利用して、テクニカル分析に用いることができます。
レイヤーチャートは、FX取引の基本となる「強い通貨を買って、弱い通貨を売る」をしっかり分析していくことができます。
また、メモ機能を使えば、取引理由などを明記しておけるので、大衆心理にも左右されずに取引をする際に便利です。
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FX大衆心理に関するよくある質問
FXの大衆心理に関するよくある質問をまとめました。大衆心理を読んでいく際の参考にしてみてください。
FXの大衆心理まとめ
大衆心理について詳しく解説していきました。
FXのチャートの値動きには大衆心理が大きく影響を及ぼしていることから、大衆心理を掴むことがFX取引を有利に進める鍵となります。大衆心理は、様々な人間の心理が働き、行動に現れていくため、人がどのようなケースでどのように動いていくかなども、参考までに知っておくと大衆心理も掴みやすくなります。
大衆心理を掴んでいくためには、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析が必要不可欠になります。自分が分析しやすい環境を整えて、大衆心理を掴んでいくようにしてください。
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